雪密度の計算

RD80とPSV2のデータはともにGRADS形式になっているので、比較できるはず。
dsd09.datとpsv09.dat。
空間分布を出すときに落下速度を仮定しているので注意。
・RD80では運動量の変化を測定している。
M=4/3πρR^3=1/6πρD^3
通常は粒径と落下速度の関係を用いてρ=1として、D毎の粒子数をカウントしている。
雪の場合、ρ<1.落下速度が小さくなるので、V=9.65-10.3exp(-60*D)の終端速度が小さくなると予測される。
落下速度の低下に伴い運動量は小さくなるので、RD80で観測する粒径分布において、横軸のDは過小評価していると考えられる。
※融けたあとの粒径分布を求めたいとき、どう考えるか。

・PSV2では落下速度と粒径を測定している。
密度ρとして、運動量はMV=1/6πρD^3*Vで求めることができる。

GUNN&KINZER1949
http://journals.ametsoc.org/doi/pdf/10.1175/1520-0469%281949%29006%3C0243%3ATTVOFF%3E2.0.CO%3B2