雨量変換係数Bβ

地上観測で求めた粒径分布から計算するBβと、上空のレーダ観測と地上雨量を関連付けるBβは異なる。一番大きな違いはレーダと地上を関連付ける際は落下速度を仮定(というよりは回帰的に求めることにより無視【適当な語句がない】)している。
Zの定義はΣD^6なので、粒径分布がわかれば、当然Zが計算できる。落下速度と粒径の関係を仮定することにより雨量の鉛直フラックスであるR(降水強度)が計算できる。
両者は2変数で関連付けられるので
Z=B*R^β
このままでは、一意に決まらない。
【問題】それでは、粒径分布からBやβを計算する式は何を示しているのか?
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Dm:質量重みづけ平均粒径(分母が体積D^3*Nの和、分子がD*D^3*Nの和)
D0:体積中央値粒径(D0よりも粒径の大きい粒子の体積【質量】の積算と小さい粒子の積算が同じになる)
Rosenfeld&Ulbrich2003が必要。
dx.doi.org/10.1175/0065-9401(2003)030<0237:CMPPAR>2.0.CO;2